オブジェクトを、CMYK値やRGB値、特色の濃度、透明度、近似値、極限値、リッチブラックなどの条件で選択します。例えばC20%以上50%以下を指定すると、Cがその範囲の色値を持つオブジェクト(例:C45)をすべて選択状態にします。条件に一致するオブジェクトを一括で選択でき、塗り・線のどちらを対象にするかも設定可能です。Illustrator標準では難しい条件選択を実現します。

色やその他の方法でオブジェクトを選択できます。 以下の6つの方法を選択し、範囲を指定する
1
CMYK(又はRGB)
2
特色・グローバル色
3
不透明度
4
近似値
5
濃度
6
極端な色値
1
CMYK(又はRGB)
色の範囲を指定。 例えばC20%以上50%以下を指定すると、Cがその範囲の色値を持つオブジェクト(例:C45)をすべて選択状態にします。
2
特色・グローバル色
特色やグローバルカラーの色名と濃度範囲を指定できます。例えば色名「PANTONE 300 C」、濃度20%以上50%以下を指定すると、その範囲の濃度を持つ該当色のオブジェクト(例:45%)をすべて選択状態にします。
色を取得ボタンを押すと、選択したオブジェクトの特色・グローバル値を取得
3
不透明度
不透明度の範囲を指定。例えば20%以上50%以下を指定すると、その範囲の不透明度を持つオブジェクト(例:45%)をすべて選択状態にします。
一致ボタンを押すと、以上以下を同じ値にします +-10ボタンを押すと、以上以下をそれぞれ-10%、+10%にします
4
近似値
基準となる色を1つ選び、その色と他のオブジェクトの色が 「どれくらい似ているか」を調べて選択状態にします。

基準の色(CMYKやRGBなど)を人の見え方に近いLab色に変換し、2色間の差(ΔE)を計算します。差が設定した基準値以下であれば「似ている」と判断します。基準値は「近似率」パーセンテージで調整でき、数値が高いほど判定は厳しくなります。 ※この方法は簡易的な判定であり、照明条件や周囲の色、視覚特性による見え方の違いまでは考慮していません。
5
濃度
基準となる色を1つ選び、その色より「濃い」または 「薄い」オブジェクトを調べて選択状態にします。
基準の色を人の見え方に近いLab色に変換し、明るさを表すL*値を比較します。L*値が基準より小さい場合は「濃い(暗い)」、大きい場合は「薄い(明るい)」と判断します。 ※この方法は簡易的な判定であり、色相や彩度による見え方の違いまでは考慮していません。
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極端な色値
※この機能はCMYKドキュメントでのみ使用可能です。RGBドキュメントでは実行できません。
CMY値が高く、印刷時に問題を生じやすいリッチブラック(例:[C]80 [M]80 [Y]80 [K]90)を選択状態にします。このような配合は、RGBカラーデータを単純にCMYKへ変換した場合によく発生します。なお、[K] = 100% を含む場合は意図的な黒とみなし、選択対象から除外します。
極限に近い値(95%以上、5%以下)は印刷時に意図しない結果になることがあります。ただし0%、100%の場合は意図的な設定とみなして除外します。また、5%以下の成分が含まれている場合でも、その合計が12%を超える場合は意図的な設定とみなし除外します。
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選択したオブジェクトのCMYK (又はRGB)値を表示
選択色を抽出ボタンを押すと、CMYK (又はRGB)に値をセットします
A
対象とするオブジェクトの絞り込み
B
対象とする塗りや線の絞り込み
▶をクリックするとオプションの設定ができます
X
Illustrator では、同じ色値でも特色と通常色は別色として扱われ、同時に選択されません。例えば、C50 のプロセスカラーを持つオブジェクトと、C50 の特色カラーを持つオブジェクトは、見た目や数値が同じでも別色として扱われます。このスクリプトでは、特色と通常色を同じ色として選択します。チェックを入れると、Illustrator と同じ(別色として扱う)動作になります。
「特色を固有の色として扱う」と同様に、同じ色値でも グローバル色 と非グローバル色を別色として扱います。
初期設定では、特色はチェック有(別色として扱う)、グローバルはチェック無(同じ色として扱う)になっています。※特色は Illustrator 標準でも別色扱いで、印刷やブランドカラーの誤選択防止のため、安全側としてチェック有が初期値になっています。

Y
Illustrator では、同じK値でも CMYKのKのみ(例: C=0 M=0 Y=0 K=50)と グレースケールのK値(例: K=50) は別色として扱われ、同時に選択されません。このスクリプトでは両方を同じ色として選択します。チェックを入れると、Illustratorと同じ(別色として扱う)動作になります。

Z
このオプションを有効にすると、テキストオブジェクト内の各文字単位にも、指定した範囲の色による選択が適用されます。処理が複雑になるため、完了までに時間がかかる場合があります。

このスクリプトは、ロックされたオブジェクトが存在すると実行できません。これは内部処理の仕様による制限です。実行する際は、あらかじめロックを解除してください。